会社で上司に罵倒されている人必見です。そんな職場はさっさと退職すべきという話をします。僕自身も罵倒された経験者で、色々とトラウマな後遺症に悩まされている一人。
仕事ができないなど理由はあると思いますが、だからと言ってパワハラがまかり通っていい理由にはなりません。質問者さんからも同じような声が届いています。

質問の要約
- 上司の罵倒が酷いため、精神的に毎日がキツい
- 辞めたいけど辞めにくい現状がある中で辞めてもいいのか?
完全っに罵倒にやられてますね。ありがちですが「そんな会社さっさと辞めればいいのに」というアドバイスがまともに受け入れられない状態ではないでしょうか?
質問者さんはすでに罵倒に疲弊しており、精神的に辛い日々が続いているにもかかわらず辞めるという選択が取れない。先輩が辞めるからとか小さな会社という理由は、質問者さんに関係あるのでしょうか。
冷静になって考えて欲しいんですね。それって今洗脳されていませんか?と。罵倒する上司の元にいると怖いですよね?辞めると言い出しにくいですよね?それ、宗教です。
会社(教団)という組織を退職(脱退)するかどうか、これが自分の意思で辞めれたら会社。そうでなければ、何かしらメンタルに圧力をかけている宗教なんです。
この点に気づいた上で、罵倒が続く会社を続けるデメリットを考えて下さい。(関連:仕事を辞める理由の作り方)
Contents
罵倒が続く会社に残る必要がない理由
僕も経験上、罵倒を繰り返して浴びる職場で働いたことがあります。「お前バカか?」「頭がおかしいんじゃないか?」「もう上からお前を切る話が出てるよ?」などなど。思い出しただけで腹が立つ。
散々ですが世の中には本当に酷い職場があるんですね。パワハラと言えば一括りに出来ますが、そこで受ける仕打ちは個々によって違います。
そんな会社に残るとどうなるか・・僕に起こった悲劇を参考にして下さい。
罵倒は100%悪化する
最初に言っておきたいのは、罵倒は100%の確率で悪化します。もし仮に「耐えていればいつか罵倒は無くなる」と思っているなら危険なサイン。
罵倒を繰り返す人は、職場からいなくならないと無くなりません。「今まで悪かったな」と謝って職場を去ることもありません。そういう方なら、最初から言わないんですよ。
逆に悪化してしまう事が基本ですから。大半の人は、入社1日目は罵倒なんて無いんですね。最初は優しい先輩だったのに・・というケースが大半でしょう。
それは相手もこちらとの関係に慣れてきて、最初は指摘のはずが気が付けば暴言になっているんです。イジメと同じで、最初は軽い悪ふざけ。それがエスカレートする。
僕自身が、学生時代はイジメ。会社では罵倒を受けたので分かるんですね。最初からMAXで罵倒を浴びせられる事は無いんです。
気が付けば精神的に追い詰められ、自殺も考えたくなるほど苦しめられる。今耐えられても、それが今後も耐えられるとは限らない。もっと悪くなると思う方が自然です。
パワハラが当たり前の環境を「普通」と認識するようになる
またパワハラや罵倒を受ける人は、そういった環境を「普通」と認識するようになります。慣れてしまうという事ですが、これが地味に怖い・・。
どこに行っても罵倒されると思い込んでしまうので、仮に転職しても同じようにパワハラが待っていると思うようになります。そんなはずが無いのに、現状を変えることに諦め始めます。
確かに、仕事が出来ない人など「どこに行っても怒られる」という経験はするかもしれません。僕も不器用なので、色んな職場で怒られてきました。
ですが罵倒は、やっぱりおかしい人たちのする事なんですね。仕事が出来ない人には、それなりのカバーやフォローをしてくれる人がいるのが普通の職場環境です。
罵声しか浴びせない、ダメ出しで追い込むというのはごく一部の人たちなんですよ。僕は社会に出たばかりのスーパーのバイトで、運悪く罵声三昧の上司にあたり「普通」と認識したんです。
これ以降、どこに行ってもパワハラがあることを「普通」と認識して怖くなりました。他の職場に行って罵声が無くなった時に「あれ?罵声って何だったの?」と思いましたね。
「パワハラ社会が普通だ」とか「自分が悪い」と受け入れているなら、今一度だけ確認してみて下さい。そんな環境は本当にふつうですか?
社会人としての自信が無くなる
罵声とは虐待です。立場的に言い返されない上司や先輩という立場からの虐待。虐待を受けて育った子などは、人間不信になったりすると言われていますよね。
社会に出ている人はもう大人なので関係なさそうですが、失ってしまう物があります。それが「社会人としての自信」です。仕事のことで罵声を受けるので、何をしても自信を持てません。
働く事でお金を得たいのに、その働く環境に存在する自信が無くなる。僕だと「給料泥棒」などと言われ続けて、社会人として生きる自信を失いました。
何とかその後、色んな人から仕事を誘ってもらうなどして「自分の価値」を見出してもらったので助かっていますが。助からない人生だって存在したと思うんですよね。
もし罵声やパワハラを受け続けていたら、「自分は社会人として価値が無い」と蔑む人生を歩んでいたと思います。結果的に、20代は働いてはニートに戻る繰り返しでしたから(汗)
仕事が出来ない、コミュニケーションが苦手などで仕事中に罵声を浴びすぎて自信を失ってからでは遅いんです。そんなおかしな環境で自信を付けても意味がないと考えた方がいいです。
「逃げる」という選択肢が消えてしまう
質問者さんはすでにこの問題を抱えていますが、辞められなくなっているんですね。本当は罵声のある職場なんて、速攻で逃げ出したいはずなのに。
この背景には、「上司の罵倒が怖い」という刷り込みがあるからです。誰もが逃げようとしたときに「なぜ逃げるんだ?」と詰め寄られたら怖いはず。
辞める選択肢を失う人は、こういった心理状態に追い込まれています。もし怖くない上司なら「俺が辞めるって言ってんだろうが!」と振り切って辞められますから。
こうやって罵声というパワハラで心身共に拘束され、どんどん逃げる気力も失っていく。結果的に、「罵声耐性」を鍛えるためだけに通うんです。
罵声耐性が身についても、仕事としてお金を貰う能力には変わりません。もし人の罵声を受け、耐える仕事でもするならいいんですが。そういう訳には行かないですからね。
僕も罵声を浴び過ぎて、結果的に辞め際を逃し続けた経験があります。どうせ辞めるのに、なかなか言い出せずにダラダラ働く。変ですよね?どうせ辞めるなら「今」じゃないですか?
罵声という恐怖に支配されないように注意が必要という事です。
間違っても「罵声」を浴びせる人間と戦わないこと
ここで一つ、罵声への間違った対応の話をしておきます。それが「罵声」を浴びせる人とは戦わないこと。
人によっては「言い返せ」などアドバイスするんですが戦うメリットって無いんですよ。
もし完膚なきまでにやり返して、こちらの恨みつらみをぶちまけられるメンタルがある方なら最初からこうなってないと思うんですね。
逆に暴言や罵声を浴びる人は、内に籠めやすい性格だと経験から思うのです。そういった方が、何とか罵声を言ってくる相手をぎゃふんと言わせようとしても・・。
想像してもらえば分かりますが、結果的に職場内でずっと気持ちよく働くことは不可能だと思いませんか?仮に上司のさらに上の人に、罵声を理由に仲介して解決してもらったとしても。
すでに空気が悪いので、そこを浄化させようにも難しいのが現状。所詮赤の他人なので、わだかまりが無くなるという方が難しいんじゃないでしょうか。
「人は話せばわかり合える」みたいなキレイ事を言う人もいるんですが、僕はそう思わないんです。そんなところにエネルギーを費やすなら、さっさと辞めた方が実利を得られますから。
それでも戦いたい人は止めませんけどね。
職場で罵声を浴びるなら、転職してまともな職場に行け
以上、述べてきたように罵声を浴びるメリットはありません。出来る限り、すぐにでも離職した方がいいです。転職先で、まともな関係を築けばストレスもグッと減りますからね。
もちろん、離職に悩んでいるのもわかります。「すぐに仕事が決まらないかもしれない」と言った悩みがあると、辞め際も見えにくいですから。
だからと言って罵声を浴び続ける毎日で、自分を破壊してからでは遅いのも事実。なぜなら、僕みたいに強制的に仕事を辞めるレベルに達してメンタルを壊すと再就職活動も出来なくなるからです。
そうならないためには、辞めるための準備として「他にも仕事がある」という事実を知る事。転職活動を始めてもいいですし、情報として求人を見るだけでもいいんです。
「罵声に耐える努力」をするなら、その努力を転職に向けた方が生産的なんですよ。
世の中「罵声の無い職場」が普通なんですよ。パワハラが普通に思えている人もいるかもしれませんが、まともな神経をした人の集まりでは罵倒なんて許さない空気があります。
「会社を辞める決意」が出来ないだけの人は次の記事を読んでください。「仕事を辞められない理由」を探していませんか?(参考:辞められない理由を考えるな)
ちなみに罵声の無いまともな職場を探す方法はカンタンです。
- 離職率の低い職場
- 職場見学を許可している会社
- 働いている人の意見を聞ける職場
この3つを満たしているかどうかです。こちらは、転職相談コンサルタントなど人材アドバイザーのいる求人サイトで聞けば答えてもらえるのでおすすめしておきます。
人材コンサル会社は、サイトに掲載する企業まで足を運んで契約していますからね。ブラック企業撲滅などに力を入れているところも増えており注目されているんですよ。
「理不尽な罵声」に苦しむ人生より、少しでも良い環境で真っ当に働いてみたいと思うなら行動する。パワハラなんて異常者のルールに合わせるのは、人生で考えたら損してるだけという話でした。