無縁な方には本当に無縁なんですが、「仕事が暇」という人がたまにいます。質問者さんも同じく暇な一人。仕事をしてるフリをするほどだそうです。
「仕事が暇なのは贅沢」という人もいますが、実際はそんな事ありません。僕の実体験も含めて、早く辞めるべき理由をまとめます。暇ならむしろ辞めるべきですよ。
質問の要約
- 仕事が暇すぎて苦痛
- もうすぐ30歳になるけど、この状況をどうすればいいのか分からない
僕の実体験ですが、暇な職場に入ると色々と苦痛です。時間が過ぎない事はもちろん、本来仕事で得られるはずの経験がまったく入ってこなくなるんですよ。
質問者さんはネットサーフィンで時間を潰していますが、それだと遊んでいる事と変わらないですよね?
その時間は拘束されているので、周りにバレていないか気になりますし、遊べているようで微妙。つまり時間の無駄になってるんですよ。
職業経験も得られず、ただ座ってその場にいるだけで給料がもらえることは聞こえとしては良いかもしれません。ただ、一生続くかというとそうでもない。
むしろ辞めないと大変なことになっていくよと警鐘を鳴らしておきます。
Contents
毎日数時間、何もやらなくてもお金が手に入る環境にいるデメリット
僕自身もヒマな職場を経験していると書きましたが、その後が本当にしんどかったんですね。ヒマな状況でお金を貰えてしまった分、色々としんどい思いをしてしまいました。
「仕事が暇なことを贅沢」という人もいますがむしろ逆。暇な間に人間として、どんどんレベルが下がっていることに気づくべきでした。
再三のように書きますが、一生ずっと同じ環境で暇なままお金がもらえる保証なんてないんですよ。
「暇なのにお金がもらえる」という環境はどこかおかしい
最初に言いたいのは、暇なのにお金が貰えている環境はおかしいという事です。どんな仕事もお金をもらうんですが、それは何か生産しているから貰える対価なんですね。
その対価が楽をしてもらえてしまうという事は、会社の仕組み的にどこか欠陥があります。あなたに支払われるお金は、どこかの誰かがくれるわけではありません。
支払われる給料を頑張って外から稼いできた人がいるわけです。
僕のケースだと、お金の出所は国の支援金でした。支援金で運営される施設で働いていたんですが、そんな支援ばかり受けている場所で楽をしていたら・・。潰れますよね。
実際に勤めていた職場は潰れてしまい、事業としても成り立たなくなっています。こうやって、お金というのは簡単に貰える方がおかしいと後になって気づきました。
今は自営業をしていますが、やはりお金を稼ぐのはしんどいです。「自分で稼いで来い」と言われて、すぐに相応のお金が手に入るわけがないですから。
「暇なのにお金がもらえてラッキー」と思っている間にも、会社が潰れる道に続いているかもしれないと思っておくべきです。
少なくとも「今のままで大丈夫」と考えながら暇な会社にいるほど、質問者さんも楽観視してはいないから悩んでいるはずですから。(関連記事:次の会社を探すなら在職中にやるべき?)
スキルが全く身につかず、ただの廃人に等しい時間を過ごした
そして暇な職場だと、スキルを身につける事が難しくなります。もし会社が潰れたら他のところで働かないといけないので、暇な時間を過ごした分だけロスなんですよ。
例えば学生時代に置き換えましょう。学校には行くけれど、特に勉強はしなくて良いと言われたとします。ですが、試験はきっちり用意されるんですね。
そうなると、学校には行っているけど何もせずに寝ていた人の扱いのように試験も解けません。まさに学校にいるのか、家にいるのかわからない廃人のように。
「スキルよりも今が楽ならそれでいい」と思う人もいるかもしれませんが、巡り巡って仕事が無くなった時に困るんですよ。
そういう道が待っているのは、暇な仕事をやってしまった先のデメリットだと認識しましょう。
僕もヒマな仕事をやっていた時には思いませんでした。もっと色々とやって、経験を積んでおけばよかったなと後悔しました・・。
職場を変えた際に、暇で楽だったことを比較対象にしてしまう
最大の苦悩はこれです。同じ職場で働き続ける事が難しい時代に、暇をさせてくれる場所が長続きするわけもありません。
もし会社が無くなったら転職して他の場所で働きますよね?(実際に僕は他の会社で働くようになりました)
その際に、何かと思い出すんですよね。「前の職場は暇なのにお金が貰えてたなぁ~」と。こう考え始めると、無い物ねだりが始まり苦しくなります。
ちょっとしんどい仕事をしただけで・・。「前の仕事は楽だったのにと」不平不満が溜まるんですね。
逆に前の会社がブラックで、次にホワイトな職場に入れたらいいんですが。
地獄から天国は幸せでも、天国から地獄に堕ちるほど苦しい物はありません。そう思って今の暇な環境をどう扱うかは質問者さん次第で考えるべき。
僕はこの点でも、後悔しています。楽だったことを比較対象にするようにならないよう気を付けるべきと残したいと思います。
「おかしいなこの会社」と思ったら、たとえすぐに転職したっていいわけですから。(関連記事:1週間で辞めても職歴に傷はつかない)
仕事が暇すぎて苦痛なら、今すぐにでも転職をした方が良い
これらの理由から、仕事が暇な人ほど転職を考えた方が良いと言えます。
自転車通学の学生が原付バイクに乗ると、二度と自転車通学できなくなるという感覚に近いです。楽を覚えると人間はそっちに流れたくなって当然なんですよ。
そういう意味でも、今回述べたような話を意識して転職した方が良いです。スキルも磨けますし、暇な時間というムダを無くすことが出来ます。
人生一度しかないので、もし普通に働けるのであればちょっとでも経験を詰める道を選んだ方がオトク。そうしないと、後になって後悔する事になります。僕のように。
転職に関しては、リクナビNEXTやDODA
などいくらでも求人サイトがありますからね。
暇すぎて苦痛な会社もまた、ブラック企業と変わらないと僕は思い辞めた事を今でも思い返します。辞めても後悔はしてないですから。