働く意味なんて考えても無駄ですよ。世の中にある仕事の大半は意味なんて無いんです。同じような毎日を繰り返し、お給料をもらって日々を消化していくだけ・・。
こういうと夢も希望も無い話になりますよね。安心してください。そんなことはありません。ここから抜け出すことはできます。もちろん働く意味もわかります。
キレイゴトに聞こえるかもしれませんが、働く意味があるとすれば「自分が楽しく毎日を生きるため」に存在するんですよ。質問者さんの悩みと共に答えてみます。
質問の要約
- 働くことに意味を見出せず、仮病で休んでいる
- 働いているから今の生活がある事はわかっている
- 会社に行かないといけないくらいなら全部捨ててしまいたい
ちょっと病んでますねw気持ちはわかります。僕も同じような気持ちで20代はずっと働いていましたし、働く意味も見出したことはありませんでした。
質問者さんのように労働を「生活するため」と捉えている人は多いんですよね。そのため、「生きて行かないといけないから・・」と割り切って苦しむ人もいます。
もう生活保護でも受けながら生きたいと思うのも無理はない心境でしょう。しかし、働く意味はしっかりあって冒頭で述べた「楽しく毎日を生きるため」なんですよ。
この「楽しく毎日を生きるための働き方」をお教え致します。
Contents
「自分で裁量の決められない労働」は退屈になる
質問主さんの文章からではわからないですが、世間的にいう一般労働をされている方でしょうね。一般労働というのは、会社に入って上司や先輩の命令に沿って働くことを指しています。
その上司や先輩も、会社の意向を無視して働くことは出来ないので立場としては同じと言えます。とはいえ、これだと自分で裁量を決めて働けません。
ゆえに、質問者さんのような考えの人だと「労働が退屈」と感じてしまいやすくなります。
「働く意味が分からない」というのも分かる話で、繰り返される毎日を喜べる人なんてごく一部ですから。
これは「自分で裁量が決められない間は働く意味を感じられない」という事なんですね。やらされ感が出るとしんどいのは誰でも同じです。
特に社長でもなければ、ひたすら命令を処理するだけの状況が待っています。僕も色んな職場で命令を受けてきましたが、やはり同じことの繰り返しはしんどいんですよ。
「ルーティンをこなすことが働く事」という認識になると、別にロボットがやってもいいんじゃね?と感じる事もありますからね。
自分でやりたい事を決めて、自分がいつ何をどうやってもいいとなれば働く事に面白みも出てきて意味も見出しやすいのに・・。
つまり、今の段階で働く意味を見出せない人ほど、自分が主体的に仕事を作れる人(裁量の幅を広げられる人)にならなければいけないという事なんですよ。
そのための方法論として、僕は会社勤めはやっておいて損はありません。働く意味が分からない人ほど、ここからよく考えて下さい。
働く意味を感じられるポジションを目指す「盗み術」
例えば、僕が介護をやっていた頃はまったく意味が見いだせずに苦しみました。お年寄りから感謝こそされるものの、何をやってもルーティン作業。
そういった世界で生きていると、「意味の無い労働ではないか」と思う訳です。ロボットが介護をやるようになるとも言われてるわけですからね(汗)
しかし、見渡してみればそんな退屈な中でも「盗めること」はたくさんあるんですね。
まさに自分で裁量を決めて働けるようになるための下準備をするんです。というのも組織に属している以上、労働のノウハウが詰まった場所にいるんですね。
- 社長の役割は何をやっているのか
- 事務関係の人はどういったことをするのか
- 現場の人はどういった役割を果たすのか
こういった環境にいると、会社内に存在する個々の役割が見えてきます。僕だといつも現場にいたタイプですが、会社は現場の人も事務の人もいて成り立つことがわかってくるんですね。
当たり前ですが、その責任すべてを背負うのが社長です。新しい利用者さんを介護施設に取り込む営業などをして、そういった方のケアは部下がやるわけです。
こう考えると、自分がどういう位置に行けば楽しく働けるのかが見えやすくなります。少なくとも社長など、上に行けば行くほどやれる仕事の幅は広がりますから。
毎日介護現場で利用者のケアしかできない下っ端と、社長になって施設の方針を考えたり時には中に入って現場の手伝いが出来た方が楽しいと思いませんか?
僕はそういう意味で、いつも下っ端にいることしか考えてなかったことを反省しています。
経営や上に行く事に興味がなかったというより、始めから働く意味なんて無いと決めつけていたのも大きい・・。
色んなことを自分の裁量で決められるところに進めば、働く意味も出てくることを知っておけば良かった。自営業をやっている今はそう思えてなりません。
何気ない退屈な仕事の中に、働く意味に繋がるヒントがある
「働く意味」が分からないと嘆いている人は、考えを改めないと一生そのままです。僕が典型例ですが、就職してお金を貰う事が目的になっていると何も変わりません。
毎日が同じことの繰り返しであろうと、その中で自分の置かれた役割を考える必要があります。
そうやっていると、退屈な仕事であろうとどういう意味があって回っているのか理解できるようになるんですね。
「現場があるから会社は回る」と理解できると、その現場を動かしている人を見るようになります。その現場を作る役割の人も見えるようになります。
こうやってどんどん視点が今の位置から高くなり、理解が深まるほど働く意味もわかるはず。
介護だって毎日のルーティンを高いところから見ると、社会の役にどう立っているかがわかり面白いんですよ。
こういう位置から見ている人ほど、「社会をより良くする視点」でモノゴトを考える事ができるので楽しく働けるわけです。
逆説的な話ですが、働く意味がわからないとか言ってられなくなるんですよw
今働く意味が分からない人には遠い話だと思います。ただ、20~30代くらいの方であれば「世の中ってこうなってるんだな」と考え始めるだけで先は変ります。
自分の置かれた環境を「毎日繰り返すだけの作業現場」と捉えるか「上から○○の意図があってやる必要がある仕事」と捉えるか。
どちらが働く意味を見出しやすいかは言うまでもありません。介護現場を引き合いに出してますが、どの仕事も俯瞰的にみると土台は同じです。
誰でも「自分の裁量で働く環境」を作り出せる
今回お話した「仕組み」に気づいて、今よりも視点を高く持つ。これだけで、目標は変りますし働く意味も見えやすくなります。
いずれ一人で独立して働きたい人など、必ず今の仕事現場の経験が役立ちます。雇われていれば、上の人と話す中で色々と教えてもらう事も可能ですからね。
今は確かに下っ端かもしれません。ただ、周りの人と同じように「働く意味なんてわかんねーよ」と愚痴り続けても仕方が無いんです。
少しでも「自分で裁量を決めて働くには」を意識すると、結果的にはより良いポジションを目指したくなりますから。今は昔に比べて情報も多く、頑張りしだいで人生は変えられます。
毎日繰り返される仕事を、少しでも意味あるものにできるよう考え方を工夫して働いてみて下さい。
ノウハウを取得したい職場を選ぶために転職するのもありでしょう。いきなりトップになるのは無理でも、就職からなら働いていて意味を感じられる組織に入る事は十分あり得る話ですから。