「理不尽でも、社会に出たからには耐えなければいけない」
こんな風に思っていませんか?本当は上司に言い返したいけど、それが口答えになるんじゃないかと恐れている。しかし、口答えはそんなに悪い事じゃないんですよ。
大人しい性格の僕も、20代の頃は上司に口答えしてました(汗)ただ世間様のいうような、絶対にやっちゃいけない事には思えません。
あまり聞かない話ですが、「口答えはやるべき」と考える派です。もちろん、質問者さんみたいな悩みはありました。

質問の要約
- 上司に口答えするのは仕事が出来るようになってから?
- 入社半年で文句を垂れるのは早い?
上司に口答えするのは良くないとされているため悩まれているようです。しかし、口答えしちゃいけない事で最悪の会社生活をしてる人もいるはず。
実際「理不尽な事」を言われて黙る状況を、正しい事だと思えないのでは?僕も質問者さんのような時期が、20代の頃はあったので・・。
という事で、口答えについて悩んでいる若者にメッセージを送ります。口答えしちゃいけないと思う方が、人生の勉強にはならないですよって話。
Contents
「口答えをしてはいけない」は常識では無い
「口答えをしてはいけない常識」が社会にはありますが、この常識も2パターンあるんですよ。
- 口答えしたことがないまま、常識だと思っている
- 口答えをしてきた結果、常識だと思っている
これ、雲泥の差があるんです。口答えは問答無用にダメとされていますが、頭ごなしにダメと決めつけてしまっていませんか?
まともな人は常識を守って我慢するんでしょうけど、これじゃ何も物事は解決しないんですよ。口答えマンだった僕が、口答えから学んだ事を知って下さい。
ストレスを溜める事が減る
ストレスは当然ですが軽減されます。上司に口答えという言い方が悪いんですが、言い返したり意見するのは大事なんですね。少なくとも、ストレスの溜まり方に違いが出ます。
僕はとある事業所で、毎日のように発言内容が変わる上司の元で働いた時期があるんですよ。20代も後半でしたが、さすがにおかしい人だと思ったのでいつも言い返していました。
すると、少しは反発した効果もあり気分はスッキリするわけです。口答えしちゃダメだと思っている人は、何も言い返せずにサンドバック化しちゃってるわけなので。
職場いじめなんかも、こういう口答えをすることで減らせると思っています。言い返されると相手も少しは考えるじゃないですか。気弱な僕は、口答えで戦う経験が出来たと思いますね。
(関連:職場いじめはイジメられる方にも原因がある)
理不尽な出来事には戦った方がいいと知った
そして理不尽な出来事を会社で押し付けられたら、そこについては反論はした方が良いです。「社会は理不尽なんだ」とドヤってる大人も多いんですけどあれは間違い。
「理不尽な社会だけど、断固として戦わないといけない事もある」と教えないとダメですね。若者を封じるために「社会は理不尽」と刷り込むのは問題です。
会社には多くの人がいますし、考え方も全く違うんですから理不尽な出来事は起こって当たり前。ここを我慢させて、新人や下っ端は我慢という空気で働くのは良くないんです。
実際ここをお読みの方でも、好き勝手に言わせたせいで相手を余計につけあがらせていませんか?理不尽を受け入れても百害あって一利なし。
話の通じる上司かどうかが分かる
また上司や先輩のキャパを図れるんですよ。理不尽だなと思っても、相手にとっては理にかなってると思われてるかもしれないじゃないですか。
それなら、少し口答えに思われようと言ってみた方が実になります。「自分の意見は正しい」と上司に思い込まれても面倒ですし。
口答えだろうと思わず納得して、「そういう考えもあるな」と受け入れられたら上司の見方も変わりませんか?
僕はこういう言いにくい相手にモノを言ったおかげで、相手の理解に繋がる事もありました。
逆の立場でも思うんですよね。上司が周りから「言い返しても口答えだと思われるだけだから諦めよう」と思われていたら・・それはそれで切ないですからね。
簡単にクビになる事は無い
恐れる事とすれば、会社をクビになるんじゃないかという点でしょう。しかし、この点については気にしなくていいです。普通の会社ならクビはありえません。
もうワンマン社長のブラック企業でも、人材をたかが口答えで切るのはあまりにナンセンス。言われて気に入らないからクビとか、本当にヤクザの世界ですよ。
上司に嫌われるかもしれないので・・とお伺いを立ててみたりしても、結果的に上司が人事権をすべて握れるわけじゃないんです。
気をつけるとしたら、言い過ぎて「人間関係にヒビを入れる」などでしょう。口答えくらい誰でもやってるんですから。
口答えを続けていれば、人に対する物言いが分かるようになる
最大のメリットはこれでしょう。口答えしたことが無い人は、喧嘩をしたことが無いまま育つ大人のようになります。なので、言い過ぎてしまうんじゃないかと恐れるようになるんですね。
少しずつ小出しに言っていれば、「これは言い過ぎ」とか「言ったけど伝わらないな」とか。段々と学習していくんですよ。なのに、一括りに反論はダメと教わるから学べない。
逆ですよ。口答え、反論、文句を言わせてもらって、そこから言い過ぎた人が学んでいけばいいんです。若き日に尖っていたと言われる人が、年齢を重ね丸くなるのはそういう事。
仕事は確かに我慢ですが、人間なら限度もあるんです。もし20~30代で口答えせず、40代を過ぎてプッツンして暴発したら?その方が怖いと僕は思いますけどねw
まとめ 口答えも仕事の一部
口答えって悪いように言われがちですが、要は他者とのコミュニケーションなんですよ。仮に今の職場で働き続けるなら、意思疎通としてお互いの思っていることは言った方がいい。
不平不満を抱えながらも「上の人間には口答えしてはいけない」と考えていたら、そりゃ仕事はずっとしんどいままでしょう。
逆に少しでも言い返していたら、たとえ口答えになっても言わないままモヤモヤしてるよりはずっと楽になります。すでにここを読むレベルですから、モヤモヤな人もいるでしょうし。
口答えも含めて仕事の一部なんです。そこで失敗すれば修正し、上手く行けば今後も何かあれば言い返せばいい。
スッキリしない会社生活を送るくらいなら、少しくらい勝負に出てみるべきです。そういう場で言える人は、結果的に物腰も柔らかく伝えられるようになります。
僕も20代で揉めて、結果的に今があります。言わないままだったら、とっくにメンタルが壊れていたかと。罵声を浴びた時など、言い返せず辞めてますからね(汗)
仮に人間関係が崩れようと、ずっと耐え忍ぶ道を選ぶ方が苦しいはず。どうしても無理なら転職するなど逃げ道もあるので、軽く言い返すことくらい悪い話ではありませんよ。