「不器用なので仕事がデキなくて怒られる・・もう辞めるしかない・・」
仕事がデキる人を見ると、どうしてあんなに器用なのかと羨ましくなりますよね。僕は仕事がデキない人なので、どの職場に行っても同じような悩みにぶつかりました。
仕事がデキないと上司に怒られますし、周りにイライラされて雰囲気も悪くなります。結果的に、「自分はダメなんだ」と考えて辞めてしまう。これが僕の20代。
しかし違うんですね。仕事がデキない人こそ、すぐに辞めちゃダメだったんです。仕事ができないことで辞めるのは、まさにデキない人の共通点。
仕事がデキない人ほど、継続的に同じ職場で頑張った方が良い理由があります。
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仕事がデキる人は、継続しての今がある
誤解しやすいんですが、職場にいる「仕事がデキる人」は最初からデキる人じゃないんですね。最初はみんな同じで、何もわからないところからスタートします。
上司や先輩を見ると、あたかも昔からせっせと仕事がデキている人だったように思うかもしれませんが。そんな事は無いんですよ。「継続しての今がある」が正しいです。
というのも、人間である以上は何ごとも継続しないと上手くできない訳です。
前に「仕事は最低3年」と言われる本当の意味を書きましたが、野球で考えると分かりやすいんですね。野球を始めたら最初は素振りです。(関連:仕事は最低3年の意味)
素振りをしている人が、試合にいきなり出てヒットを打てますか?
きっと多くの人は、バットにかすりもせず三振するはず。打てる人がいても、ごく一部の人だけ。最初は三振の時期が続き、ようやくコツを掴んでヒットが出る。
これを仕事に置き換えれば同じで、継続したからこそデキる人が生まれるんですよ。
プロ野球選手などは、子供の頃から継続して頑張ったからこそプロの世界に行くんです。これは野球に限らず、あなたの得意な物事に置き換えても言える話です。
自分が頑張ってデキるようになった事に置き換えろ
何でもいいです。例えばでいいので、自分が過去に「頑張ったからこそ出来るようになった物事」を思い出してください。
僕の場合だと、囲碁が趣味なので置き換えて考えられます。
「ヒカルの碁」を読んで囲碁を始めてみたんですね。しかし始めてはみたけれど、最初は全く強くなれません。打っても負けるので、結果的に悔しい思いしかしませんでした。
ただ、囲碁は好きだったので負けても続けていたんです。ハンデを貰ったり、人から教わる事10年。ようやく三段くらいの棋力で打てるようになっていました。
初心者の頃、ずっと負け続けて悔しかった相手のレベルにまで進んだので嬉しかったですね。もし最初から諦めていたら、強くなれるはずの物も強くなれなかったことになります。
ここを読んでいる方も、1つや2つくらいは過去に継続したことで周りより出来るようになったものがあるはず。
勉強をするのも、部活に励むのも、ギターを弾くのも、テレビゲームをするのも。最初はみんな出来なかったんですよ。
だけど継続したものは、上手くなって行った思い出がありませんか?
つまり仕事も同じ。頑張ってできるようになった物事のように、続けた先にできるようになる仕組みです。
「どこで芽が出るか」は個人差がある
そこで気になるのが、「どれくらい続ければ良いのか?」という話です。これが難しく、僕も悩んだところなんですが。個人差は言うまでも無くあるので、できるまでやるしかない。
僕はこの仕組みに気づくことが無かったので、「センスのある奴は最初からできるんだろう」とすぐ諦めて20代を過ごしました。30代になって、ようやく知った後悔・・。
職場の同僚を見ていると、とてもじゃないけど敵わないと思うかもしれません。しかし、彼らが出来なかった頃もあったわけです。
人によっては1年でみんなできるのに、自分だけ2年かかるという人もいるでしょう。誰もが芽が出るタイミングが分かれば苦労はしないんですけどね(汗)
しかし、自分の過去の経験に置き換えて「いつかは芽が出る」と頑張った先に答えは出てきます。
それにも関わらず、僕みたいに数ヵ月で仕事を辞めていると分からなくなるんですよ。芽が出るはずだったものが、出来ないと諦めるからまた埋もれてしまうという具合に。
「一生やれ」という訳では無いので、例えば期限を決めて続けると良いです。「石の上にも3年」というのは、ある意味で正論だったりします。
仕事として考えると、やはり上司や先輩のように知識や技術を身につけようと思うと3年くらいはかかる仕事も多いですからね。
そういう意味で3年と区切るのはありでしょう。
イジメや嫌がらせでなければ、今の職場で頑張ってみるべき
簡単に「仕事は続けるだけだ」と言ってきましたが、この継続できる環境で働けているかどうかはチェックしておく必要があります。
というのも、いくら仕事を頑張ろうと思っても職場内で応援される立場にないと苦しいですよね?
周りから仕事がデキない事を責められ、イライラしながら当たられる事もあるかもしれません。ただ、それをどう受け止めるかで継続するかは決められます。
イジメや嫌がらせの類で、周りから言われているなら成長を望まれていないと感じます。頑張りたいけど、「こいつらのために」とは思えないはず。
逆に、そういったイジメなどはなく檄を飛ばされているくらいの感覚なら頑張ってみればいいんです。
こちらからも、「何とか頑張って結果を出すので分からない事は教えて下さい」という姿勢を忘れずに。
仮に仕事がデキない人であっても、一生懸命にやろうとしているかどうかは周りも判断します。
もしどうしても、人間関係や労働条件に不満があるなら心機一転。転職して仕切り直すといいでしょう。ただし、次は辞めずにしっかり継続することを条件に頑張ってください。